世界で最も美しい顔2020女性結果!日本人順位と選考基準の真相に迫る
年末の風物詩として、日本のワイドショーやソーシャルメディアを毎年騒がせる「世界で最も美しい顔100人」。波乱の幕開けとなった2020年版の女性ランキングは、過去の実績を覆す番狂わせや新世代スターの躍進が重なり、国内外で大きな議論を巻き起こしました。
日本国内で「山本舞香が日本人トップ」「石原さとみがランク外」といったトピックがトレンドを席巻する一方、海外ファンの間では選考の妥当性を巡る論争が白熱。あれから時を経た現在、2020年の結果が持っていた意味や、ランキングの背後にある「選考基準の裏側」を改めて紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2020年女性版の頂点に立ったのはイスラエル出身のヤエル・シェルビア、日本勢トップは25位の山本舞香。
- 要点2:公式な国際審査機関ではなく、主宰者TC Candler氏の個人的な審美眼と推薦コメントが反映された自主企画。
- 要点3:K-POPの世界的台頭を反映した順位構成の一方で、過度なルッキズムをめぐる議論の分水嶺となった。
【2020年結果】世界で最も美しい顔100人のトップ10と第1位ヤエル・シェルビア
2020年12月28日、米映画批評サイト「TC Candler」の公式YouTubeチャンネルにて発表された「世界で最も美しい顔100人(2020年女性版)」。世界各国のセレブリティから選ばれたトップ100の頂点、栄えある第1位に輝いたのはイスラエル出身のモデル・女優、ヤエル・シェルビア(Yael Shelbia)でした。
当時19歳だったヤエル・シェルビアは、厳格な正統派ユダヤ教の家庭に育ち、発表当時はイスラエル国防軍に兵役中だったという異色の経歴でも大きな関心を集めました。透き通るようなブルーの瞳と気品ある顔立ちで、2017年の初登場(14位)以降、3位、2位と着実に順位を上げ、4度目のノミネートでついに世界の頂点へと登り詰めました。
上位10名の顔ぶれは、欧米のスーパーモデルとアジアで爆発的人気を誇るK-POPアイコンが拮抗する展開を見せました。
第2位にはBLACKPINKのリサ(Lalisa Manoban)、第3位にはオーストラリアの若手モデルであるマイカ・ウーラード、そして前年2019年に1位を獲得していたTWICEのツウィ(Tzuyu)が第4位に名を連ねました。さらにノルウェーのシェフ兼タレントであるエミリー・ネルレンが5位に食い込むなど、単なるハリウッド女優の品評会にとどまらない、インターネットカルチャー特有の多様なキャスティングが目立つ結果となりました。
日本人順位まとめ|山本舞香・小松菜奈・石原さとみらノミネート陣の明暗
国内メディアが最も熱い視線を注いだのが、日本出身タレントたちの動向です。2020年版においてトップ100にランクインした日本勢は合計4名。その顔ぶれと順位の変動には、ファンや関係者の間で驚きと歓声が交錯しました。
日本人最高位となる第25位に選出されたのは女優の山本舞香です。前年2019年の46位から一気に21ランクアップを果たし、名実ともに日本勢のトップに躍り出ました。空手黒帯という芯の強さと、飾らない発言、そしてエキゾチックかつ端正なヴィジュアルが海外の投票層にも強い印象を残した形です。
続いて、アジア圏で高いカリスマ性を誇る小松菜奈が第56位にランクイン。前年の41位からはやや順位を落としたものの、アンニュイな唯一無二の存在感で3年連続の選出を果たしました。さらに、多国籍ガールズグループTWICEの日本人メンバー・サナ(湊崎紗夏)が第87位、当時AKB48およびSTU48のメンバーとして活動していた岡田奈々が第95位で初ランクインを飾りました。
一方で、最大の衝撃をもたらしたのは石原さとみのトップ100圏外でした。2013年以降、常連として名を連ね、2016年には日本人歴代最高タイ記録となる6位を記録した実績を持つ彼女がランクから外れた事実は、国内SNSで「信じられない」「選考の基準はどうなっているのか」といった疑問の声を噴出させる発端となりました。
ノミネート一覧の段階では、白石麻衣、今田美桜、広瀬すず、ローラ、TWICEのモモら錚々たる美女たちが候補に挙がっていただけに、最終発表での明暗は非常にくっきりと分かれました。
選考基準の真相|TC Candlerとは何者で「誰が決めている」のか?
毎年ランキングが発表されるたびに、「世界的な権威がある公的機関の選考なのか?」という疑問が呈されます。結論から言えば、このランキングはTC Candlerという個人が主宰する自主企画プロジェクトです。
主宰者のTC Candler氏は、イギリス生まれでアメリカ在住の映画評論家・ライターを名乗る人物。彼が1990年に友人間で始めた小さな年間リストがインターネットの普及とともに拡大し、YouTubeの動画プラットフォームとSNSの拡散力を得て、世界的なバズコンテンツへと成長しました。
公式が掲げる選考基準は「単なる外見的な美しさだけでなく、優雅さ、上品さ、大胆さ、情熱などを総合的に考慮した」という極めて抽象的なもの。数百万件に及ぶ一般ユーザーからの推薦コメントや、クラウドファンディングサイト「Patreon」を通じた有料会員からのリクエストを受け付ける仕組みを採用していますが、最終決定権はTC Candler氏と非公開の選考チームに握られています。
「世界50カ国以上から数万人を調査」というキャッチコピーが一人歩きし、日本の一部テレビ番組や大手メディアが「世界的権威の格付け」であるかのように報じたことで、視聴者との認識のギャップが生まれ続けているのが実情です。
歴代1位一覧と変遷|ナナ、ツウィ、リサへと続くグローバルな美のトレンド
ランキングの歴史を振り返ると、その選考傾向は時代のインターネット勢力図やポップカルチャーの潮流と完全にリンクしています。過去の女性版歴代1位の変遷を辿ると、欧米中心のキャスティングからアジア・K-POPカルチャーの台頭へと大きくシフトした過程が浮き彫りになります。
【歴代1位獲得者一覧(2010年〜2021年)】
- 2010年:カミラ・ベル(アメリカ / 女優)
- 2011年:エマ・ワトソン(イギリス / 女優)
- 2012年:エミリア・クラーク(イギリス / 女優)
- 2013年:マリオン・コティヤール(フランス / 女優)
- 2014年:ナナ(韓国 / AFTERSCHOOL)
- 2015年:ナナ(韓国 / AFTERSCHOOL・2年連続)
- 2016年:ジョーダン・ダン(イギリス / モデル)
- 2017年:リザ・ソベラーノ(フィリピン・アメリカ / 女優)
- 2018年:ティラーヌ・ブロンドー(フランス / モデル)
- 2019年:ツウィ(台湾 / TWICE)
- 2020年:ヤエル・シェルビア(イスラエル / モデル)
- 2021年:リサ(タイ / BLACKPINK)
転換点となったのは2014年、韓国の女性アイドルグループAFTERSCHOOLのナナがアジア人として初めて連覇を達成した時期でした。これ以降、熱心な海外K-POPファンダムによるSNSでの組織的な投票・推薦運動が加速。2019年のツウィ、2021年のリサと、アジアを拠点に世界を熱狂させるガールズグループのメンバーが頂点に君臨する時代が定着していきました。
ネットの反応と国内外の温度差|熱狂する日本メディアと海外の辛口評価
2020年の発表時、日本と海外の受け止め方には決定的な「温度差」が存在していました。
日本国内では、早朝の情報番組やネットニュースが「山本舞香が快挙」「石原さとみが圏外転落」と一面トップ級のトピックスとして扱い、タレントの知名度アップやブランド価値の向上に直結する権威として消費されました。SNS上でも「舞香ちゃんの顔面国宝ぶりが世界に見つかった」「小松菜奈のエキゾチックさは唯一無二」とファンの誇らしげな投稿がタイムラインを埋め尽くしました。
対照的に、欧米を中心とする海外メディアや英語圏の掲示板Redditなどでは、冷ややかな評価が主流を占めていました。「一個人のブログが作ったYouTube動画に過ぎない」「ファンダムの熱狂度を測る人気投票に成り下がっている」といった構造的な指摘が日常的に行われていたのです。
さらに、ランキング動画の中で一部の候補者に対して揶揄混じりのキャプションが付けられていたことや、容姿を1位から100位まで数値化して並べるフォーマットそのものに対する批判的な声も、欧米圏のネットコミュニティを中心に根強く存在していました。
【美しい顔ランキング現在】ルッキズム批判と2026年における位置づけの変化
2020年の熱狂から時が流れた2026年現在、「世界で最も美しい顔」を取り巻く環境は劇的な地殻変動を迎えました。最大の要因は、世界的に加速したルッキズム(外見至上主義)への批判と、多様性(ダイバーシティ&インクルージョン)を重んじる価値観の定着です。
美の基準を単一の尺で序列化する行為自体がメディア倫理として問われるケースが増え、日本の主要メディアでも「ランキングの結果をそのまま絶対的な価値として礼賛する」報道姿勢は見直されつつあります。
現在では、このランキングは「一個人が運営するエンターテインメント企画」「熱心なファンダムによる推し活のバロメーター」として客観的に捉えられるのが一般的です。絶対的な格付けとして一喜一憂する時代は終わり、カルチャーシーンの流行やファンの熱量を観測するための「一つの参考指標」へと、その役割は変化を遂げています。
【世界で最も美しい顔ランキング 2020 女性】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2020年に日本人でランクインしたのは誰ですか?順位は?
A1:2020年版にランクインした日本人は4名です。山本舞香が25位(日本人最高位)、小松菜奈が56位、TWICEのサナ(湊崎紗夏)が87位、AKB48の岡田奈々(当時)が95位に選出されました。
Q2:このランキングは国連や映画アカデミーなどの公的機関が決めているのですか?
A2:いいえ。映画批評家を自称するTC Candler氏とその関係者が1990年から個人運営している自主企画です。公的な国際機関や客観的な学術調査機関による選考ではありません。
Q3:一般人でもノミネートや投票に参加することはできますか?
A3:YouTubeの公式動画コメント欄からの推薦や、パトロン向け有料コミュニティ(Patreon)を通じた優先推薦枠などが設けられています。ただし、最終的なランキングの決定権は主宰側が握っています。
まとめ:エンタメとしての消費から「多様性の時代」へ
2020年の「世界で最も美しい顔ランキング」は、山本舞香のジャンプアップやヤエル・シェルビアの戴冠、そして石原さとみの圏外といったセンセーショナルな話題で日本中を沸かせました。
しかし、その実態を掘り下げれば、公的な格付けではなく、インターネットカルチャーが生み出した巨大な自主制作コンテンツであったことが分かります。美の定義が画一的な序列から個々の多様性へとシフトした今、当時のランキングは過渡期の熱狂を物語る象徴的なカルチャーレコードとして振り返ることができます。 (出典: 世界で最も美しい顔ランキング 2020 女性(Yahoo!ニュース))