スッキリ『THE FIRST』の全貌と現在!最終順位と脱落者の進路を検証
日本テレビ系の朝の情報番組『スッキリ』の特集コーナーから火がつき、日本中に社会現象を巻き起こしたボーイズグループ発掘オーディション『THE FIRST』。主催者であるラッパー・音楽プロデューサーのSKY-HIが、私財1億円以上を投じて立ち上げたマネジメントレーベル「BMSG」の旗揚げプロジェクトであり、「才能を殺さないために」という切実な信念のもとで進行しました。従来のオーディション番組に見られた候補者同士の蹴落とし合いや過剰なドラマ仕立てを排し、候補者が互いをリスペクトしながら高め合う姿は、朝のお茶の間のみならず普段テレビを見ない層までをも虜にしました。
2026年を迎えた現在、このプロジェクトから誕生した「BE:FIRST」は、全国ドームツアーを完売させ海外展開を本格化させるなど、名実ともに日本のトップボーイズグループへと飛翔しています。同時に、番組内で涙をのんだ脱落者たちもそれぞれの道を切り拓き、音楽シーンの最前線で独自の光を放っています。彼らが駆け抜けた激動の審査過程、運命を分けた最終順位の真意、そして脱落者たちの現在の活躍まで、現場証言や客観的データを交えて徹底的に検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:『THE FIRST』はSKY-HIが私財を投じて立ち上げ、『スッキリ』との強力タッグで「脱落者を傷つけない共創型オーディション」として異例の支持を獲得した。
- 要点2:当初5人組の予定から7人編成へと拡張されて誕生した「BE:FIRST」は、プレデビュー曲「Shining One」からチャートを席巻し、2026年現在も圧倒的なトップランナーとして君臨している。
- 要点3:審査で選外となった候補者の多くがBMSGと契約し、Aile The ShotaやMAZZELなどとして成功を収めており、「脱落=挫折」という芸能界の通念を完全に覆した。
【スッキリ放送回まとめ】社会現象を巻き起こした『THE FIRST』の熱狂と舞台裏
2021年4月から『スッキリ』で定期放送がスタートした『THE FIRST』は、単なる番組内の一企画という枠組みを遥かに超えていました。金曜日の放送枠を中心に、合宿審査が進むにつれて特集時間枠は異例の長尺へと拡大。司会の加藤浩次が候補者たちの成長に目を見張り、進行を務める森圭介アナウンサーが感情移入のあまり生放送中に大号泣する姿は、視聴者の共感を何倍にも増幅させました。
日本テレビ関係者の証言や当時の視聴率動向によると、朝の情報番組としては極めて珍しく、10代から40代以上の幅広い世代でリアルタイム視聴および録画視聴の数値が跳ね上がりました。地上波放送直後に動画配信サービス「Hulu」で完全版が配信されるメディアミックス戦略も功を奏し、Huluの月間視聴者ランキングで長期間にわたり総合1位を独走する快挙を成し遂げました。
Twitter(現X)では放送があるたびに「#THEFIRST」「#スッキリ」「SKY-HI」といった関連ワードが国内トレンドの上位を独占。視聴者が熱狂した最大の要因は、候補者たちを単なる「審査対象」として扱うのではなく、一人の表現者・人間として敬意を払うSKY-HIのプロデュース姿勢にありました。テレビ的な刺激や対立構造に頼らず、純粋な音楽への情熱とクオリティの向上のみに焦点を当てた演出が、視聴者の心を掴んで離さなかったのです。

【最終順位結果と合格者】BE:FIRST誕生の軌跡と奇跡の7人が選ばれた理由
2021年8月13日の『スッキリ』生放送内で発表された運命の最終審査結果は、日本中を驚きと感動で包み込みました。当初、SKY-HIは結成メンバーを「5人」と公言していましたが、最終選考の現場で告げられたのは7人組としてのグループ結成でした。この予期せぬ枠の拡大は、妥協による増員ではなく、候補者たちが合宿審査を通じて示した化学反応と、世界を目指すグループとしての完成度を極限まで追求した結果の決断でした。
最終順位およびメンバー選出のコール順は以下の通りです。
1人目に指名されたのはSOTA(島雄壮大)。世界大会で幾度も優勝経験を持つ世界的ダンサーでありながら、自らの名声に甘んじることなく歌唱とラップに真摯に向き合い、グループのパフォーマンス水準を世界基準へ引き上げる大黒柱として選ばれました。2人目はSHUNTO(久保舜斗)。唯一無二のハスキーでエッジの効いた歌声と、楽曲に憑依するようなステージ表現力が高く評価されました。
3人目に呼ばれたMANATO(廣瀨真人)は、一切のブレを感じさせない圧倒的なピッチの正確さと安定したグルーヴ感を持ち、グループのボーカルの骨格を担う存在として選出。4人目は当時最年少のRYUHEI(黒田竜平)。わずか14歳にして手足の長さを活かした妖艶なダンスと憂いを帯びた歌声を放ち、グループに底知れない音楽的奥行きをもたらすキーマンと位置づけられました。
5人目には未経験枠から奇跡の成長を遂げたJUNON(池亀樹音)が選ばれました。就職内定を辞退してオーディションに挑んだ彼は、圧倒的なハイトーンボイスと柔軟な吸収力で最終審査まで駆け上がりました。そして当初予定の5枠を超えてサプライズ指名された6人目がRYOKI(三山凌輝)。舞台俳優としての表現力、爆発的なラップスキル、そして何事にも屈しない強靭なメンタリティが世界進出に不可欠と判断されました。最後の7人目として名前を呼ばれたのはLEO(上村礼王)。長年培った確かなスキルに加え、富士山合宿中から常に周囲を鼓舞し続けた人間性、まさにチームの太陽となるリーダーシップが評価されての選出でした。
こうして誕生した「BE:FIRST」は、発表直後の2021年8月16日にプレデビュー曲「Shining One」をリリース。審査課題曲でもあったこの楽曲は、配信開始直後から主要音楽チャートで軒並み1位を獲得し、MVの再生回数は瞬く間に数千万回を突破。日本のダンス&ボーカルグループの新たな時代の幕開けを告げました。
【データ比較】THE FIRST主要参加者の最終選考結果と2026年現在の進路一覧
オーディションの過酷な選考を戦い抜いた主要メンバーたちの審査実績と、2026年現在における活動状況を客観的なデータとしてまとめました。脱落したメンバーも含め、いかに高い割合で音楽界に定着しているかが浮き彫りになります。
| 参加者名 | 審査実績・最終順位 | 現在の所属・名義(2026年最新) | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| SOTA(島雄壮大) | 合格(最終指名1位) | BMSG(BE:FIRST) | 世界的振付師としても国内外からオファーが絶えない最高峰のダンサー。 |
| SHUNTO(久保舜斗) | 合格(最終指名2位) | BMSG(BE:FIRST) | 低音ボイスとロックテイストの歌唱で楽曲のフックを担う絶対的エッジ。 |
| MANATO(廣瀨真人) | 合格(最終指名3位) | BMSG(BE:FIRST) | 卓越したピッチとR&Bグルーヴでグループの音響的信頼性を担保する実力派。 |
| RYUHEI(黒田竜平) | 合格(最終指名4位) | BMSG(BE:FIRST) | 若年層離れした表現力とカリスマ性を放ち、楽曲の世界観を決定づける存在。 |
| JUNON(池亀樹音) | 合格(最終指名5位) | BMSG(BE:FIRST) | 未経験からの驚異的な伸長率を証明。圧巻のハイトーンでスタジアムを魅了。 |
| RYOKI(三山凌輝) | 合格(最終指名6位) | BMSG(BE:FIRST) | 俳優業との二刀流を確立し、爆発力のあるラップと英語力で海外展開を牽引。 |
| LEO(上村礼王) | 合格(最終指名7位) | BMSG(BE:FIRST) | 温かい求心力でグループの精神的支柱となり、バラエティやMCでも高い評価。 |
| SHOTA(渡邉翔太) | 最終審査落選 | BMSG(Aile The Shota) | ソロアーティストとして本格契約。大型フェス常連かつ楽曲プロデュースも担当。 |
| RAN(古家蘭) | 最終審査落選 | BMSG(MAZZEL) | 舞台経験とトレーニー期間を経てMAZZELの中心メンバーとしてデビュー。 |
| REIKO(カドサワン・レイコ) | 最終審査落選 | BMSG(ソロアーティスト) | 充電期間を経てソロデビュー。ソウルフルな歌声でチャート上位を記録。 |
| RUI(川島塁) | 合宿審査(4次)落選 | BMSG(ソロ・新ユニット準備) | 脱落直後に最速で育成契約を締結。高校卒業を迎えて本格的な音楽活動を展開。 |
| TAIKI(溝口太基) | 合宿審査(4次)落選 | BMSG(トレーニー/ラッパー) | 高校生ラッパーとしてBMSGフェスや各種客演で卓越したリリックとスキルを提示。 |

【脱落者の現在】「才能を殺さない」約束は果たされたのか?BMSG所属メンバーの今
従来のオーディション番組において、落選とは「夢の破綻」を意味し、参加者は再び無名の一般人へ戻るか、他事務所の練習生としてやり直すのが常識でした。しかし『THE FIRST』が決定的に異質だったのは、SKY-HIが掲げた「才能を殺さないために」というスローガンが、単なる番組用の美辞麗句ではなかった点にあります。
最終審査で涙をのんだSHOTA(渡邉翔太)に対し、SKY-HIはその場で「グループではなくソロアーティストとして契約したい」と打診しました。こうして誕生したのがAile The Shotaです。彼はシティポップやオルタナティブR&Bを横断する洗練されたトラックメイカー・シンガーソングライターとして覚醒し、数々の全国フェスへの出演やタイアップを獲得。BMSG所属アーティスト同士の楽曲提供や客演でも中核を担っています。
王道アイドルのポテンシャルと抜群のダンススキルで脱落が惜しまれたRAN(古家蘭)は、BMSGの育成生(トレーニー)として舞台出演などを経験しながら実力を研鑽。その後、2023年にBMSGの第2弾ボーイズグループ「MAZZEL(マーゼル)」のメンバーとして華々しくメジャーデビューを果たしました。デビューシングルはオリコン週間チャートで堂々の1位を獲得し、2026年現在もBE:FIRSTの盟友としてアリーナツアーを成功させるなどトップアイドルグループの地位を築いています。
また、当時未経験ながら天性の歌唱センスを見せていたREIKO(カドサワン・レイコ)も、メンタルケアとスキルアップの準備期間を経て2023年秋にソロデビューを達成。さらに中学生で合宿に参加し、SKY-HIから「才能を見つけてしまった」と絶賛されたRUI(川島塁)や、卓越したラップスキルを誇ったTAIKI(溝口太基)もBMSGトレーニーとして着実に経験を重ね、自社フェス『BMSG FES』のステージで数万人を前に圧倒的なパフォーマンスを披露しています。
落選した者たちを誰一人として使い捨てにせず、個人の適性に合わせた出口戦略を本気で用意したこと。これこそが、放送から年月が経った今もなお『THE FIRST』がエンタメ業界の奇跡と称賛される最大の論拠です。
【名場面と審査の裏側】富士山合宿から生まれた名言とクリエイティブ審査の真髄
番組の評価を決定づけたのが、山梨県の山中湖・富士山麓で約1か月間にわたって行われた「富士山合宿審査」でした。スマートフォンなどの通信機器を預け、音楽制作と生活を共にしたこの合宿の中で、参加者たちは単なる歌やダンスのテストではなく、人間性そのものを問われることになりました。
特に音楽関係者に衝撃を与えたのが「クリエイティブ審査」です。プロが用意したトラックに対して、候補者自らが歌詞を書き、メロディを付け、フォーメーションや振付までを1から作り上げるという、アイドルオーディションとしては前代未聞の課題が課されました。チーム「A」「B」「C」に分かれて制作された楽曲(「A」の「“A” LIFE」、「B」の「Good Days」、「C」の「YOLO」)は、どれも審査用とは思えないほどの完成度を誇り、YouTubeに公開されたパフォーマンス動画は瞬く間にミリオン再生を突破しました。
さらに、SKY-HIが参加者たちに投げかけた数々の言葉は、現代の指導論・マネジメント論としても大きな反響を呼びました。
「誰かを落とすための審査ではなく、一人ひとりの才能をどう活かせるかを見つけるための場所」
「背負わなくていい。重い荷物は一緒に背負うから、あなたは音楽を楽しんでください」
「うまく歌おうとしなくていい。あなたの感情を音楽に乗せてほしい」
当時の特番インタビューや自著でSKY-HI自身が「日本の音楽業界が抱える『使い捨ての構造』に対する僕なりの全力のレジスタンスだった」と述懐している通り、現場での発言はすべて、若者の尊厳を守り抜く姿勢に貫かれていました。脱落を言い渡す場面ですら、本人の課題を言語化して明確に伝え、これからの人生でその才能をどう伸ばすべきかを熱心に語りかける姿は、多くの視聴者の涙を誘いました。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
社会現象化したコンテンツであるがゆえに、ネット上では放送当時から現在に至るまで、いくつかの誤解や憶測が飛び交っています。客観的なファクトに基づき、代表的な疑問や噂の真相を検証します。
1つ目の誤解は、「最初からデビューメンバーの7人は内定していたのではないか」という出来レース説です。これに関しては、合宿中の審査結果の推移を見れば明確に否定されます。例えばJUNONは2次審査の段階では未経験ゆえにボーダーライン上に位置しており、合宿審査を通じて急激な成長曲線を描いたことでメンバー入りを果たしました。また、当初予定の「5人」から「7人」へ枠が拡大されたことも、事前のシナリオ通りであれば予算やグループ設計の観点から極めてリスクが高い判断です。SKY-HI自身が「富士山合宿の最終盤で、どうしてもこの7人でなければ出せない化学反応があると確信した」と語っている通り、リアルタイムの審査の中で下された決断でした。
2つ目の誤解は、「落選した参加者は全員BMSGに囲い込まれた」という見方です。実際には、男澤直樹や大山天(TEN)のように、自らの意志でBMSG以外の事務所やソロダンサーの道を選択した候補者も存在します。SKY-HIは契約を強制することは一切せず、本人のキャリア形成にとって最も望ましい選択肢を対等に話し合って決定しています。事務所を離れたメンバーとも良好な関係が続いており、SNS上でお互いのリリースを称え合う姿が度々確認されています。
【プロの結論】昭和・平成型「脱落オーディション」との決定的な違いと心理学的アプローチ
『THE FIRST』が日本のエンターテインメント史に残した最も偉大な功績は、昭和から平成にかけて定着していた「しごきと蹴落としのオーディション文化」を完全に終焉させた点にあります。
かつてのテレビ番組におけるオーディションは、理不尽な審査員による怒号や涙、候補者同士の嫉妬や対立構造をクローズアップすることで視聴率を稼いできました。心理学的に言えば、これは「不安と欠乏感」を刺激して視聴者を依存させる手法です。しかし、この構造は挑戦者の自尊感情を著しく傷つけ、燃え尽き症候群やメンタルの不調を招く温床となっていました。
対してSKY-HIが持ち込んだのは、Googleなどの先進企業でも最重要視される「心理的安全性(Psychological Safety)」の概念でした。「失敗しても否定されない」「自分の個性をさらけ出しても攻撃されない」という安全基地が提供されたことで、候補者たちは他者を蹴落とすのではなく、お互いの弱点を補い合いながら創作に没頭することができたのです。その結果、従来の競争型プログラムでは決して生まれないレベルの「共創(Co-Creation)」が達成されました。
このアプローチは、子育てや企業における人材育成の観点からも極めて有益な教訓を含んでいます。
【本オーディションの鑑賞・分析が向いている人】
・部下や後輩の指導において、叱責や恐怖によるマネジメントの限界を感じているビジネスパーソン
・チームビルディングにおいて、個々の強みを引き出しながら組織の成果を最大化させたいリーダー層
・傷つけ合う対立煽りコンテンツに疲弊し、純粋なプロフェッショナリズムとリスペクトの物語を体感したい人
【おすすめできない人・慎重になるべき視点】
・従来のオーディション番組にありがちだった「ドロドロとした人間関係の摩擦」や「視聴者投票による代理戦争」のスリルを求めている人
・「芸能界は厳しく叱責されてこそ伸びる」という旧来のスパルタ的指導観に強いこだわりを持つ人
【スッキリ the first】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『THE FIRST』の全エピソードを今から視聴する方法はありますか?
A1:動画配信サービス「Hulu」にて、『THE FIRST』の完全版全22話および合宿審査の未公開シーン、オーディション終了後の特別座談会などが独占見逃し配信されています。地上波『スッキリ』ではカットされた長尺のクリエイティブ審査やフル尺のパフォーマンス映像を高画質で視聴可能です。
Q2:BE:FIRSTのメンバーが当初の5人から7人に増えたのはなぜですか?
A2:最終審査の現場において、候補者たちの技術力と人間的な結びつきがSKY-HIの当初の想定を遥かに凌駕していたためです。特に世界進出を見据えた際、多様なボーカルの質感、爆発的なエネルギー、グループを支える人間的求心力をすべて兼ね備えるためには、選ばれた7人の組み合わせが唯一無二の最適解であると判断されたためです。
Q3:BMSGに所属しなかった脱落メンバーは現在どうしていますか?
A3:参加者それぞれが自らの適性に合ったフィールドで活躍しています。例えば男澤直樹は別の大手事務所からソロアーティストとして楽曲リリースや舞台出演を重ねており、大山天(TEN)もプロダンサー・コレオグラファーとして国内外のアーティストのステージや映像作品で活動を継続しています。互いのリスペクトは今も変わらず保たれています。
まとめ:共創型エンタメが示した未来と色褪せない感動
『スッキリ』の放送枠から立ち上がり、列島を熱狂させた『THE FIRST』は、単なる一過性のブームに留まらず、日本の音楽産業における構造改革の決定的な契機となりました。「才能を殺さない」というSKY-HIの信念は、ドームを満員にするBE:FIRSTの姿として、そしてAile The ShotaやMAZZELをはじめとするBMSG所属アーティストたちの躍進という揺るぎない事実として実を結んでいます。
誰かを蹴落とすのではなく、手を取り合って高め合うことでしか到達できない表現の極致があること。富士山の麓で若者たちが証明したその真実は、2026年の今振り返っても色褪せるどころか、混迷を深める現代社会においてより一層の輝きを放ち続けています。 (出典: スッキリ the first(Yahoo!ニュース))